冴えない男子高校生でありながら人形師見習いの「五条 新菜(ごじょう わかな)」と、読者モデルも務める陽キャな美人ギャル「喜多川 海夢(きたがわ まりん)」が織りなすラブコメディ「その着せ替え人形は恋をする(以下:着せ恋)」はお好きですか?
少し引っ込み思案なところがある五条くんを、自分の目的のため全力で振り回す喜多川さんでしたが、いつしか五条くんに惚れたことを自覚してワタワタしてる姿などは可愛らしいですよね。
そんな喜多川さんの可愛さや五条くんとのコメディに『着せ恋』の魅力を感じているならば、2021年の1月に放送された『ホリミヤ』という作品も大変オススメ!
というわけで今回は「着せ恋」の類似作品である「ホリミヤ」をご紹介します。
「ホリミヤ」ってどんな作品?
クラスの人気者で派手なギャルの堀京子と、暗くて目立たないオタクの宮村伊澄。
本来交わるはずのない二人はある日偶然、お互いの秘密を知ってしまう。
互いのギャップに驚きながらも「秘密の共有者」になった二人の距離は急速に縮まっていく。引用:『ホリミヤ』アニメ公式HP
というわけで「ホリミヤ」のスタートラインは『着せ恋』とほぼ同じ。
スクールカースト上位の堀さんと、スクールカースト低位の宮村くんが偶然というキッカケのもと交流を持つところから始まるラブコメディです。
『着せ恋』と『ホリミヤ』の共通点
そんな着せ恋とホリミヤにはいくつかの共通点があります。
一つがメインヒロインである喜多川海夢と堀京子の性格です。
二人とも「明るく」「素直で」「自分の芯を持って」います。
そのため内気な五条くんや、「自分と交流あるってクラスメイトに知られたら迷惑だろう」と一線引こうとする宮村くんに対してズケズケと踏み込んでいけるのが二人です。
他人からの視線や評価なんて気にする必要ない
そうやって自分がやりたいことを体現していく堀さんや喜多川さんは本当にカッコイイし憧れてしまいますよね!
そしてそんな二人がときおり見せる乙女な反応は、普段のカッコイイ性格とのギャップも相まって本当に可愛いらしい。
この点は『着せ恋』と『ホリミヤ』両方の共通点でしょう!
そして二つ目の共通点は「一癖ある設定の主人公」ということ。
五条くんは人形師見習いでコスプレ衣装を作れてしまうほど手芸に秀でています。
また、宮村くんはオフだと学校での印象とは丸っきり違うヴィジュアル系もかくやというファッションをしています。
そして両者ともに根暗という訳ではありません。
コミュニケーション能力に多少の難を抱えていますが、基本的にどちらも優しい性格です。
変に卑屈ということもないので、見ていて嫌悪感を抱くこともそうそうないでしょう。
『着せ恋』と『ホリミヤ』の相違点
では反対に着せ恋とホリミヤで違う点はどこでしょうか?
一つ目はサービスシーンの有無です。
着せ恋ではパンツ描写がガッツリ入ってたり、お風呂関係のシーンがあるなど所謂サービスシーンがあります。
対してホリミヤはそういったサービスシーンはありません。
着せ恋のように不意にくるエロ描写をホリミヤに期待してるとガッカリするでしょう。
そして二つ目が登場人物の多さです。
着せ恋は主要キャラクターが少ないですが、ホリミヤはそこそこキャラが登場します。
そのためホリミヤではヒロインと主人公の恋愛模様のほかに、サブキャラの恋愛模様も出てきます。
しかしその分だけ主要キャラの色々な一面が見えてキャラの魅力が浮き彫りになります。
三つ目の相違点はコメディ部分と恋愛部分の配分です。
着せ恋はどちらかと言えばコメディの配分が多いように感じます。
対してホリミヤはコメディと恋愛が半々くらいで、キャラの心情描写が着せ恋よりは多め。それなりにキャラの掘り下げをしてくれます。
しかしそれに伴い若干のシリアス展開があるので、ずっとキラキラしてる部分だけ見ていたいという人は少し気になるかも?(とはいえ、そんなキツいシリアス展開はないので安心して見ていられると思います)
それでも見てほしい”ホリミヤの魅力”
ホリミヤの魅力と言えばメインヒロインである「堀さん」と主人公の「宮村くん」です。
共通点でもお伝えした通り、堀さんは芯を持った強い女性です。
地味で目立たない宮村くんと付き合いだしたことがクラスメイトに発覚すると、周りは「堀さんって男見る目ないよね」とか「なんで宮村なんかと(付き合ってんだ?)」と囃し立てられます。
そのことに周りのサブキャラが憤ったり、宮村くんが引け目を感じたりしますが、堀さん本人は気にしません。
ほかにも彼氏になった宮村をバカにされたシーンでは、バカにしてきた相手を威圧して追い払うなど強気な一面を見せます。
そんなカッコよさが際立つ堀さんですが、風邪を引いたときには宮村くんに弱さを見せます。
こうした宮村くんの前でだけ見せる可愛い一面が堀さんの大きな魅力です。
対する宮村くんは対人関係に不器用でちょっとばかり天然です。
クラスで初めてできた男友達の石川くんとも最初は「堀さんを狙うライバル関係(もっとも、そう思ってたのは石川くんだけ)」でしたが、その天然っぷりが理由で仲良くなります。
また、前述した堀さんが風邪を引いたシーンでは
部屋から出ようとした宮村くんを涙ながらに「どこ……行くのよ……」と寂しそうに引き留めた堀さんに対して「それ・・・どこ行くのじゃなくて、行かないで、じゃないかな」と涙を拭う場面があります。
これら二つのシーンではとくに宮村くんの天然なんだけど優しい性格が垣間見れていいです。
どこか五条くんの「コスプレ衣装を作るためにアニメ全話視聴する」ところに似たものを感じますね。
こうしたキャラの魅力に加えて、ホリミヤは恋愛の甘酸っぱさもいいです。
着せ恋は少しコメディ色が強いので本物の恋愛っぽさはありませんが、ホリミヤは二人のすれ違いや言葉遣いなど、着せ恋よりも等身大な恋愛に寄せられています。
そのため見ていると「こんな恋愛したいなぁ~」という気持ちになりますね。
そういう意味では「ひげを剃る。そして女子高生を拾う」とか「オタクに恋は難しい」などが好きな人にもホリミヤはマッチするのではないでしょうか。
癖もなく万人にオススメできる作品なので、面白いアニメを探してる方はぜひ一度視聴してみてください!